月間活動報告 | 2021年9月

昨年末から「あと4年、未来を守れるのは今」キャンペーンとして、署名などへのご協力をお願いしてきた「エネルギー基本計画」の素案がまとまり、パブリックコメントがはじまった9月。

今回のエネルギー基本計画が気候変動問題の行く末に大きく関わることからもわかるように、私たちの未来と政治は直結しています。つまり、一人ひとりの声を政治に届け、社会に大きな変革を求めることは、とても重要なアクションなのです。時に無力感を覚えることもあるかもしれませんが、POW JAPANはスノーコミュニティの声が少しずつ脱炭素社会の実現の後押しに繋がっていることを実感しています。

この秋には衆議院議員選挙も予定されています。「気候変動対策」という視点からも政治をウォッチし、そしてアクションしていきましょう。

月間活動報告 | 2021年9月

昨年末から「あと4年、未来を守れるのは今」キャンペーンとして、署名などへのご協力をお願いしてきた「エネルギー基本計画」の素案がまとまり、パブリックコメントがはじまった9月。
今回のエネルギー基本計画が気候変動問題の行く末に大きく関わることからもわかるように、私たちの未来と政治は直結しています。つまり、一人ひとりの声を政治に届け、社会に大きな変革を求めることは、とても重要なアクションなのです。時に無力感を覚えることもあるかもしれませんが、POW JAPANはスノーコミュニティの声が少しずつ脱炭素社会の実現の後押しに繋がっていることを実感しています。
この秋には衆議院議員選挙も予定されています。「気候変動対策」という視点からも政治をウォッチし、そしてアクションしていきましょう。

アンバサダーミーティングat信濃町(2021年9月16日)

長野県信濃町在住の小西隆文さん、丸山春菜さんがアンバサダーに加わり、POW JAPAN事務局との顔合わせを兼ねてミーティングを実施。 このエリアでそれぞれの活動や発信を続ける2人の思いやビジョンを聞かせていただきました。当日はPOWのパートナーでもあるSLOPE PLANNING の丸山隼人さんもミーティングに参加。子どもたちの未来に豊かな自然をつなぐために、ローカルエリアで活動する彼らの力になれるよう、POWも全力でサポートしていきます。

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『雪の日』を考える~気候変動とスキー場で働く私たちができること~
2021929日)

スノーリゾート信州主催のセミナー『”雪の日”を考える~気候変動とスノーリゾートで働く私たちができること~』に登壇。長野県内のスキー場の経営者や働くスタッフの方々に、気候変動講習や海外やHAKUBA VALLEYのスキー場で取り組まれている気候変動対策などについて、お話してきました。会後半の意見交換会では、具体的な取り組みの実施にハードルを感じながらも「できることからやっていかなければ」という前向きな言葉をスキー場の皆さんから聞くことができました。。長野県索道事業者協議会は、POWの活動を応援すると同時に、県内のスキー場での積極的な気候変動対策についても前向きであることを表明してくれています。県内のスキー場からも”冬を守る活動”のうねりが広がっていく手応えを感じると同時に、私たちスノーボーダー/スキーヤーの後押しが、この動きを加速させていくでしょう。

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第8回 地域と暮らしのゼロカーボン勉強会
「消費から考えるゼロカーボン 」
(2021年9月30日)

「ゼロカーボンって何?」からスタートした、大人から子どもまでみんなで学ぶ住民主体の勉強会。白馬村周辺でゼロカーボンに取り組む有志たちと一緒にPOWもこの勉強会を企画しています。今回のテーマは「消費から考えるゼロカーボン 」と題して、衣食住、暮らしと切り離すことのできない「消費」の観点からゼロカーボンに取り組むべく、一般社団法人エシカル協会の末吉里花さんをお招きして「エシカル」について学びました。普段何気なく選んだモノの裏側で起きている自然環境や生態系、労働環境へ影響を知ること、そのうえでどんな選択ができるか、行動ができるかを考えることが重要です。後半はこのエリアで暮らしやお仕事や取り組みに「エシカル」を取り入れる3人の滑り手女性を招いてトークセッション。食や衣類、暮らしに必要なものが作られた背景に目を向けたり、長く愛着を持って使うことを大切にする彼女たちは、自分の暮らしだけでなく、お仕事や取り組みを通して出会う人たち(社会)にも伝えています。ただシンプルに、「自分にとって心地のよい選択は、環境にとっても心地のよい」ものであること、そのモノサシとなるのが「エシカル消費」ということを学びました。

ゼロカーボン勉強会のアーカイブを見る

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エネルギー基本計画
パブリックコメントスタート
(2021年9月)

これまで署名などを通して声を伝えてきた、「第6次エネルギー基本計画」。この計画の素案がまとまり、広く市民の声を募るパブリックコメントの募集が開始されました(10月4日締め切り)。これまでの審議会の議論では、国際的な流れでもある「石炭火力ゼロ」に取り組む意思は示されず、多くの問題を抱える原発を利用し続ける(2030年に20~22%)ことが想定され、今まさに行うべきエネルギー転換が先送りしようとするものでした。このままでは、気候危機を回避するだけでなく、私たちやこれからを生きる人たちの未来が犠牲になってしまいます。POW JAPANは滑り手でもあるENの力を借りて、まずは皆さんにエネルギー基本計画とパブリックコメントについて知ってもらうためのマンガを制作。パブリックコメントは誰でも、そして簡単に、私たちの声を政策に伝えることのできるチャンス。実際に長野県では、パブリックコメントによって、温室効果ガスの削減目標値を大幅に引き上げられた事例もあります。今後も私たちの声を届けるツールとして、積極的に活用しましょう。

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世界気候アクション
(2021年9月24日)

グレタさんがたった一人で始めた気候アクション。その活動はフライデイズ・フォー・フューチャーという形で世界中の若者たちに広がり、世界を大きく動かしています。9月24日は各国のフライデイズ・フォー・フューチャーの主催で全世界同日開催のストライキ(デモ・マーチ)が行われました。コロナの影響で、なかなか街頭に出ての行動が難しいということで、今回日本ではオンラインでの開催となりました。思いを持った各地の若者たちの近況報告やこの先への思いなどを聞き、私たち大人の活動をシェアする場面もありました。最後には480名を超えるイベントの参加者で一斉に声を出す「コール」とプラカードを画面上で掲げての記念撮影をしました。オンラインでのコールは今まで見たことも聞いたこともなく、なんとも言えない不思議な高揚感と一体感を味わいました。主催者も参加者も多くは10代、20代の若者で、すごく頼もしいと思ったのと同時に、我々大人も、いや大人こそ頑張らなければ、と思った一夜でした。

関連記事を見る(NHK)

NEXT MONTH

2021年10月8日|Instagram Live アンバサダー 植木鹿一 x 中島力 x 小松吾郎
2021年10月9日| Climate Saturday School (小松吾郎登壇)
2021年10月16日|Climate Live Japan
2021年10月23-24日|雪乞いCAMP

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