月間活動報告 | 2023年9月
日本だけでなく、地球全体で見た平均気温も記録を更新するほど「稀な」高温だった9月。POW JAPANは時間とエネルギーを注いで準備してきたニセコでの「POW MEETING」(9/2)、そして東京・代々木公園での「ワタシのミライ」(9/18)という2つのビックイベントを終えました。CINEMA CARAVANさんとのご縁をいただきニセコヒラフで開催したイベントでは、昨年に引き続きニセコのローカルの滑り手を対象としたコンテンツを用意。「自分たちが暮らし、営み、遊ぶ場所」の未来について、滑り手、暮らす人、スキー場がともに考え、共有し、協業していく。多様なメンバーがじっくり関わることでできる「コミュニティ内の根っこの強さ」が、スノータウンの「持続可能性」に欠かせないことを強く感じました。一方、東京で行われたワタシのミライは「脱石炭・原発/再エネ100%/公正な社会」をテーマとした”気候市民運動”で、コミュニティーの枠を超えて、多様な人たちと一緒に国や社会に対して「声をあげること」が目的。今回はアウトドアコミュニティのたくさんの仲間たちが協力・参加してくださり、イベント全体にもポジティブなエネルギーをもたらせたはず。
“冬を守る”ムーブメントは、一人ひとりができるアクションをベースに、暮らしに身近な地域・行政、あるいは企業やスキー場のあり方に関心を持ち関わること、そして、社会全体の大きな仕組みに変化を促すために「声をあげること」、など「できること/すべきこと」や具体的な行動は多岐にわたります。いずれもすぐに結果を得られるわけではありませんが、諦めずに行動し続けること。それを可能にしてくれる仲間たちがたくさんいることを再確認した1ヶ月でした。
月間活動報告 | 2023年9月
日本だけでなく、地球全体で見た平均気温も記録を更新するほど「稀な」高温だった9月。POW JAPANは時間とエネルギーを注いで準備してきたニセコでの「POW MEETING」(9/2)、そして東京・代々木公園での「ワタシのミライ」(9/18)という2つのビックイベントを終えました。CINEMA CARAVANさんとのご縁をいただきニセコヒラフで開催したイベントでは、昨年に引き続きニセコのローカルの滑り手を対象としたコンテンツを用意。「自分たちが暮らし、営み、遊ぶ場所」の未来について、滑り手、暮らす人、スキー場がともに考え、共有し、協業していく。多様なメンバーがじっくり関わることでできる「コミュニティ内の根っこの強さ」が、スノータウンの「持続可能性」に欠かせないことを強く感じました。一方、東京で行われたワタシのミライは「脱石炭・原発/再エネ100%/公正な社会」をテーマとした”気候市民運動”で、コミュニティーの枠を超えて、多様な人たちと一緒に国や社会に対して「声をあげること」が目的。今回はアウトドアコミュニティのたくさんの仲間たちが協力・参加してくださり、イベント全体にもポジティブなエネルギーをもたらせたはず。
“冬を守る”ムーブメントは、一人ひとりができるアクションをベースに、暮らしに身近な地域・行政、あるいは企業やスキー場のあり方に関心を持ち関わること、そして、社会全体の大きな仕組みに変化を促すために「声をあげること」、など「できること/すべきこと」や具体的な行動は多岐にわたります。いずれもすぐに結果を得られるわけではありませんが、諦めずに行動し続けること。それを可能にしてくれる仲間たちがたくさんいることを再確認した1ヶ月でした。
CINEMA CARAVAN & POW JAPAN Presents
POW MEETING “MOVIE & TALK NIGHT”
(2023年9月2日 by Shotaro)
昨年に続き、ニセコで2回目のPOW MEETINGを開催。アンバサダーの大池拓磨と佐々木玄によるムービー&トーク対談、渡辺洋一氏の進行でアンバサダーの玉井太朗や地域の方々とのトークセッションの二本立てで企画しました。環境の問題に対しての個人の向き合い方から、スキー場やスノータウンの未来まで、スキーヤーやスノーボーダーにとって大事な幅広いテーマを、多くの参加者と共に考える機会になりました。世界から注目されるニセコが今後どのようなスノータウンになっていくのか、観光と環境、そして暮らしの調和を図りながらの大きなチャレンジです。POWができる役割もあると思っているので、今後もニセコ、北海道での活動機会を増やしていきます。 今回の企画にあたっては、多大なる支援と協力をしてくださったFAR EAST SNOWSPORTS、CINEMA CARAVANのみなさん、本当にありがとうございました!
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ワタシのミライ イベント&パレード 再エネ100%と公正な社会を目指して
MARCH FOR THE DAY
(2023年9月18日 by Hitomi)
2023年9月18日、東京の代々木公園にて、再エネ100%と公正な社会をめざすイベント&パレード「ワタシのミライ No Nukes & No Fossil」が開催され、イベント・パレードへの参加はのべ8,000人。POW JAPANはアウトドアコミュニティの仲間たちに声をかけ、多様で愉快な仲間たちと一緒にパレードへ参加しました。
できる限り多くのアウトドアコミュニティの仲間たちと一緒にこのイベント&パレードに参加したい、みんなが楽しく安心して過ごせる居場所を作りたい。そんな想いを実現するためにパートナーたちに声をかけ、BURTON、パタゴニア、UPLNDが全面協力してくださり、アウトドアコミュニティブースは多様な人が行き交い、集い、賑わう、想像以上の空間が出来上がりました。各ブースの企画、準備から当日まで各社の皆さんが協力してくださり、プラカード作成や「MARCH FOR THE DAY」パッチの配布や縫い付け、フェイスペイントなどそれぞれのブースが賑わっていました。また、KEEN GARAGE HARAJUKUでも同日に店内でプラカード作成を実施、株式会社白鳩や舘塗装の皆さんもイベントやパレードに参加してくださり、多くのパートナーたちがその仲間とともに参加してくださったことを誇りに思います。また、各地からアンバサダーも駆けつけ、サーファーの武知実波さんやSDGs Kids Movementの星更紗さん、ほかパートナー企業やアウトドアをフィールドとする環境団体の皆さんと一緒にメッセージリレー をミニーステージで実施、会場にいた多くの人たちにアウトドアコミュニティの「声」を届けることができました。
今回のイベント&パレードのテーマは「脱原発・石炭、再エネ100%と”公正な社会”の実現」。その実現にはまだまだ程遠いですが、気候市民運動のインパクトをより大きなものにしていくためにはとても重要な機会で、そこで「アウトドアコミュニティの仲間たちと一緒に声をあげる」ことができたことはPOWにとっても大きな一歩。協力、参加してくださった全ての皆さまに感謝を申し上げるとともに、引き続きともに行動し続けてくださることを願っています。
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STAY COOL KARUIZAWA
RIDE EVENT & MARCH FOR THE DAY in KARUIZAWA
(2023年9月17-18日 by Yukiko)
軽井沢でも地元の高校生が主体となり、POWアンバサダー橋本通代さん協力のもと気候マーチが開催されました。軽井沢の若者達が生活や遊びの中でアクション出来ることを知り、世界中で起きている気候変動問題に対して、自ら行動を起こせるような一歩にしたい。「CO2削減」をテーマに、スケートボードや自転車に乗利、自分たちのスタイルでMARCH FOR THE DAY KARUIZAWAを実施しました。
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ダイバーシティ・パーク
POW JAPAN × DSPトークショー「地球に雪って必要なの?」
(2023年9月30日 by Chisato)
ダイバーシティ×スポーツ×環境というテーマで、ステージトークのお誘いをいただいたので、昨年よりPOWアンバサダーとして活動してくださっているパラスノーボーダーの市川さんにご登壇いただきました。MCは、同じくアンバサダーの清澤さん。POWアンバサダーによるトークセッションとなりました。市川さん自身の、事故からの復帰とパラスノーボードとの出会い、パラリンピックでの入賞までのお話しを通して、「諦めないこと」というメッセージを伝えてくれました。その「諦めないこと」というのは、気候変動問題に対しても言えることで、毎年どんどん暑くなる夏、氷河が溶けていくこと、それら全てを「しょうがない」と思って「諦めて」しまっていないか?諦めずに考え続け、自分にできることを考えていくこと。そして、何事にも矛盾が生じてしまうことを理解すること。今回のイベントでは、東京の子どもたちにスノースポーツを体験してもらうために、たくさんのエネルギーを使って、軽井沢から雪が運ばれ小さなスロープが作られていました。ここでも矛盾は感じますが、スノースポーツを体験してもらうことは、冬や雪の大切さを感じてもらう機会でもあり、その産業が持続することに繋がります。じゃあそれ以外のところでどうやって負荷を抑えられるか?複雑な世の中で常に考え続ける、「諦めないこと」を学ぶ機会になりました。
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POW CREW
クリーンクライミング小川山
(2023年9月30日 by Yuki Amari/Yatsugatake)
長野県川上村に位置する日本屈指のクライミングエリア「小川山」。2000年より現在に至るまで毎年開催されてきた「クリーンクライミング小川山」に出店させていただきました。PROTECTOURWINTER JAPANとしては恐らく初めてのクライミングイベントへの出展になると思います。
今回、運営、開催に当ってご協力いただいた皆様に感謝申します。またブースに立ち寄って頂いてやり取りをさせていただいたクライマーの皆様にも感謝いたします。本当にありがとうございました。
日本ではSNOWシーンでのイメージ・アクションが先行しているPOWですが、インターナショナルに目を向けると数多くにクライミングアンバサダーが在籍しています。そんな背景からクライミングコミニティ内でも、気候危機、気候変動に対して声をともに上げてくれる仲間集めをしたい。そんなきっかけから今回のイベント参加に至ります。
イベントの参加者は約130名。今回参加いただいたクライマーの多くがクライミングエリア小川山に対する環境保全、自然保護に対して強い思いを持った方がほとんどです。「未来にも、今と同じように私たちを迎え入れてくれる小川山を維持したい。」そんな強いメッセージを感じることが出来ました。
POWのブローシャ―を通して会話させていただいたクライマーの皆さんに関しても、「ブローシャ―をいつも行くジムに掲示してもらう!」「周りのコミニティにこんな団体があるんだよ!」など、ありがたいインプレッションを頂けました。また今回のイベントに関してはアウトドア業界関係各社も多く出展、協賛しています。POWがハブとなり業界内にも今一度気候危機問題への・重要度・緊急度をアウトプット出来たんじゃないかと感じ取っています。
このような活動が持続的に日本各地で行われるよう、私自身も力になりたいと強く思ってます。スノーコミニティ、クライミングコミニティの垣根を越えて、アウトドアコミニティ―全土が同じベクトルを向いた先には、大きなうねりを作り社会システムに影響を与え始める未来を強く想像します。
今後も八ヶ岳界隈ではイベントがあります。イベントの機会を利用させていただき今後も八ヶ岳界隈で活動できる仲間を集めていきたいと思います。
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メディア掲載情報
北海道新聞「スキーリゾートの将来は 倶知安 スキーヤーらが気候変動対応など考える催し」(2023年9月3日掲載)
:9月2日に開催したPOWMEETINGの様子が掲載されています。
BACKSIDE 「気候変動にアクションを。アウトドア愛好家たちが渋谷を練り歩いた”MARCH FOR THE DAY”」(2023年9月28日掲載)
毎日新聞 「学ばなければ始まらない」(2023年9月28日掲載)
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