月間活動報告 | 2023年10月

各地から初雪、初滑りの声が届きはじめ、本格的なシーズンが近づいてきました。10月の活動報告のお届けが遅くなってしまい、大変失礼いたしました。イベントでお会いした方々に「毎月メールを受け取っています!」と言っていただけて、とても嬉しい気持ちになりました。改めて私たちの活動をフォローしてくださる皆さんの存在に支えられていることを、心から感謝いたします。

10月は、アンバサダーのお二人やPOW CREW(ボランティア)の熱いレポートが盛り沢山。そして、この秋から事務局メンバーに新しい仲間が加わりました!ニセコで生まれ育ち、今もニセコで気候危機に関心を持つ人々を繋げ、ともに行動を起こすきっかけを創ることを目的に活動するWanaka。彼女を含む事務局メンバーのプロフィールを、ぜひ事務局紹介のページでご覧ください。

Message from Wanaka “実は私の両親が、当時高校生だったPOW代表の吾郎さんとカナダ、ウィッスラーの日本食レストランで一緒にアルバイトをしていました。両親の帰国後、私が生まれ、27年が経ち、今度は吾郎さんと私が一緒に活動することになりました。人生って面白いですね”

月間活動報告 | 2023年10月

各地から初雪、初滑りの声が届きはじめ、本格的なシーズンが近づいてきました。10月の活動報告のお届けが遅くなってしまい、大変失礼いたしました。イベントでお会いした方々に「毎月メールを受け取っています!」と言っていただけて、とても嬉しい気持ちになりました。改めて私たちの活動をフォローしてくださる皆さんの存在に支えられていることを、心から感謝いたします。

10月は、アンバサダーのお二人やPOW CREW(ボランティア)の熱いレポートが盛り沢山。そして、この秋から事務局メンバーに新しい仲間が加わりました!ニセコで生まれ育ち、今もニセコで気候危機に関心を持つ人々を繋げ、ともに行動を起こすきっかけを創ることを目的に活動するWanaka。彼女を含む事務局メンバーのプロフィールを、ぜひ事務局紹介のページでご覧ください。

Message from Wanaka “実は私の両親が、当時高校生だったPOW代表の吾郎さんとカナダ、ウィッスラーの日本食レストランで一緒にアルバイトをしていました。両親の帰国後、私が生まれ、27年が経ち、今度は吾郎さんと私が一緒に活動することになりました。人生って面白いですね”

軽井沢中学校でHot Planet Cool Athletes開催

(2023年10月5日 by アンバサダー Michiyo Hashimoto)

軽井沢中学校3学年を対象の福祉体験学習として、スノーボード体験と環境教育プログラム「Hot Planet Cool Athletes」を実施させていただきました。1時間目は体育館でバランスボードなどのバランス遊具とスノーボードを使用した「スノーボード体験会」を実施。まずはスノーボードが初めて、という子ども達の心を開くところからはじまりました。2時間目は「Hot Planet Cool Athletes」。オリンピックなど自分のスノーボード紹介から始め、なぜ雪が減ってきているのか、地球温暖化とは何か、そしてその原因とは、温暖化は止められるのかなどを紹介。白馬の高校生が自ら発案・企画し、地域の工務店と一緒に学校の教室の断熱を自分たちでDIYするワークショップの事例や、先日軽井沢町の高校生と共に自転車に乗って行った気候マーチイベントなどは特に興味深く聞いてくれました。3時間目は、“自分達にできる事は何か”をテーマにしたグループトーク。まずは年内策定予定である“軽井沢町環境基本計画”を紹介。事業者、町民・別荘管理者、来訪者、それぞれに期待されている事がわかりやすく記載されていて、“私にもできる事はある”と思わせてくれる内容になっています。グループトークでは、“各クラブで日替わり自転車発電を行い、どのクラブが一番発電できるかを競う”などの学生らしい提案も!軽井沢町は2020年に「CO2排出実質ゼロ(ゼロカーボンシティ)」を宣言しています。軽井沢町環境基本計画を活用して、2050年の温室効果ガス排出量ゼロをみんなで実現したい!心からそう思います。そして次は雪の上でみんなとスノーボードできますように!軽井沢中学校のみなさん、ありがとうございました!

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AYANA’S RETURN PROJECT マウンテンクリーンイベント

(2023年10月21日 by アンバサダー Ayana Onozuka)

2022 年より地元・新潟県南魚沼市で同市内教育委員会、地元企業にサポートを頂き、 AYANA’S RETURN PROJECT と題して、市内の全小学校、隣町の湯沢町の小学校全17 校 約650 名の児童に向けて特別授業を行なっています。授業では、オリンピックや夢やキャ リアについてを中心にお話ししていますが、必ず環境問題について触れる時間を作り、雪 を観光資源とし、豪雪地帯と呼ばれる南魚沼に生まれ育ったからこそ、現在の地球温暖化 について子どもたちに考えてもらうきっかけ作りを行なっています。 このプロジェクトの中で、年に2 回、ホームマウンテンである石打丸山スキー場で秋には マウンテンクリーン、冬にはスキーを一緒に滑るイベントを開催しており、今回は秋のマ ウンテンクリーンのイベントにPOW 事務局の脊戸柳さん、笹田さんをお招きし、親御さ んも参加している中で今、地球でどんなことが起こっているのか?私たちに何ができるの か?というHOT PLANT COOL ATHLETES の講義を開催していただきました。私が小学校 で実際にお話ししている内容は、小学生向けに簡単な部分しか話しておらず、今回は親御 さんにも講義を聞いて頂けるとても良い機会となりました。当日は、市内の小学校では文 化祭が多く、当日の欠席もあったりと実際の参加者は8 名と非常に少なかったですが、講義では人数が少ないからこそ、コミュニケーションが取りやすく、親御さんからの質問等 も多く見受けられたように感じました。 講義の後は、シルクスクリーンのワークショップも開催していただき、参加者の皆さんは 各々プリントしたいアイテムを持参し、オリジナルの POW アイテムを作成していました。 自分でプリントしたアイテムを持ち歩いたり、着たりすることで POW のロゴが目に入り、 意識を持ち続けることが出来るのではないかと思っています。 また、当日は新潟のスノー系フリーマガジンの SNOW HEAVNEさんにも取材に 入っていただきました。イベントの様子はSNOW HEAVEN ホームページ内、instagram でご紹 介頂いております。

ぜひご覧ください!
SNOW HEAVEN: https://snowheaven.jp/article/2603

写真提供:SNOW HEAVEN / 撮影:KEISKE NAMBA(Studio Thyme)

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POW CREW主催

BIWAKO PEACEFUL CARNIVAL

(2023年10月21-22日  by POW CREW Seishi Shimamoto)

滋賀県大津市比良、琵琶湖と比良山が望める「打明」という施設で2日間イベントを開催。 POWの理念にも共感して頂き地域の方々にもイベント出店や参加していただきローカルな場所でのイベントで、子供から大人まで幅広い層の方々に来ていただきました。 イベントの目的として、まだまだPOWの存在が知られていない関西において、少しでも他認知度を拡げ、気候危機や持続可能な地域社会について、誰でも気さくに話せる環境をつくりたい、誰でも気軽に来ていただき楽しめるようにと、マルシェやワークショップ、ライブ、トークイベントを企画し間口の広いイベントとしました。

まだまだ環境や政治の話題はハードルもあり話をする機会が無いのが現実だと思いますが、イベントでは、POWブースでは物販やシルクスクリーンを通じて楽しくPOWを知っていただく機会を作っていただきました。 メインのトークイベントは1日2回ずつ開催。 1日目第1部は、滋賀県に縁があるPOWアンバサダーの丸山春菜さん、中島力さん、聞き手役に事務局の高田翔太郎さん、powcrew島本で、このイベントをするきっかけ、POWについて、アンバサダーがしてきた活動、そして気候変動をどのように解決していけるかなどお話しし、参加者とともに考える時間となりました。
第2部では、滋賀大学経済学教授 中野桂先生、柿渋染師 水谷真也さん、POW代表小松吾郎さん、3名によるトークセッション開催。「これから目指すべき滋賀県とは、環境保全と経済の両立をどう考えていくか」を話して頂きました。 内容は中野桂先生が伝統的な柿渋染の水谷さんの活動を掘り下げ、小松吾郎さんが箇所箇所で水谷さんに質問していく3名の掛け合いで、柿渋染めが環境に配慮され、耐久性もよく、循環する経済の規範になり、それが気候変動の解決にもつながる。人々の生活を地球にローインパクトに暮らすことが一番大切何ではないかと話が締めくくられました。
2日目第1部は、小松吾郎さんによるHOT PLANET COOL ATHLETES(環境教育プログラム)。参加してくださった皆さんは真剣に聞いてくださり、「気候危機の事は知っていたけとより深く理解する事ができた」「自分たちにもできることがあると感じられた」「自分に何ができるか考え行動していきたい」「大きな事はできないけどできる範囲で」など感想をいただきました。
第2部は、ゲストにシンガーソングライター東田トモヒロさん、漆職人堤卓哉さん、アンバサダー中島力さんに登壇していただき、聞き手役にPOW高田翔太郎さん、POWCREW島本のメンバーでセッション。中島力さんからは、自身のヨットでの生活についてお話をお伺いしました。ヨットで生活をしていく中で、インフラがないヨットでは生活水の確保は雨がとっても大切だと話され、食事には魚を釣り捌いてそれがエネルギー源となる。海、空、星、太陽、風、自然に生かされている事、人は自然のそのものなんだと、目から鱗なお話をして頂きました。 堤さんから漆の可能性は雪板、サーフボード、普段の生活からアウトドアスポーツまで幅広く、使うことで役割が果たせるものなんだと。漆という伝統工芸の長い歴史、漆や育てる環境、産業に携わる人々、使う人々があり循環していく。漆が育つ環境があたりまえでなく自然や文化を身近にしてみんなで守っていくことで漆がより身近になり、気兼ねなく使われることが大切ですと教えていただきました。 東田さんからは、自身は旅するミュージシャンで、一年の半分は家にいないけど、お父さんがいない時は子供達は自然に育ててもらっていますと話されていました。大切にしているお米作りは地域のみんなで自然農でお米を作り、3.11で福島の子供達が美味しい地元のお米を食べられなくなった時から、自分が作ったお米を福島の子供達に届けているお話は助け合って生きていくことがいかに大切かを教えて頂きました。 人は弱い生き物ですが、生きていく中で、支え合い補い合って、自然と共に過ごしていくことで環境にも優しい、生き方ができていくのではないかと。今は資本的物質的な成長が最優先な時代ですが、それはもう終わって、魂の部分を成長させていく時代になっているとも。 東田さんはアトリエスタジオをオフグリッドで運営されており、自然エネルギーで作った音源をリリースされています。聞いていてもオーガニックに感じるのは作曲や収録も自然エネルギーだったからかもしれません。
イベント2日間は非常にボリュームも多く、参加者、来場者合わせると200名くらいが来てくださり、ローカルな場所にこれだけの方々が来てくださったことはPOWが伝えていることに興味を持ってくれていて、それに賛同してくれる方がいるからだともいます。そして人の繋がりだと。 今回サポートいただきました事務局の皆様、そしてアンバサダーの皆様、関西CREWの皆様、出店者の皆様、来場者の皆様に感謝いたします。今回のイベントが波紋の一滴となったと思います。各地でその波紋が広がるように、謙虚に優しく心地よくでも危機感を共有していき変化をポジティブに生み出していきたいとおもいます。POW CREWとしてこれからも細く長くメッセージを伝えながら楽しんで遊びの延長線で活動していきたいと思います。

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神田スポーツ祭り2023へ出展

(2023年10月28-29日 by Hitomi)

毎年多くの皆さんとの出会いを楽しみにしている神田スポーツ祭りに、パタゴニア神田ストアの皆さんとテントを並べて出展。今年も本当にたくさんの方にブースに足を運んでいただき、お話したり、シルクスクリーンを楽しんでいただきました(去年もシルクスクリーンしました!来年も来ます!というリピーターの方が多くて、とても嬉しい!)。今回のブース出展では350が企画していたPOWERUPキャンーペーンに賛同し、フォトアクションを実施。パタゴニアやPOWのブースに来てくださった方に「冬を守る理由は?」「どうやって冬を守る?」をお聞きしました。アンバサダーによるメッセージムービー『WHY WE PROTECT OUR WINTERS 私たちが冬を守る理由』でも同じ質問をアンバサダーたちに回答してもらったのですが、いざ、(今回のイベントで)ペンを持って書いてみようとすると、皆さん「う〜ん」と考えこんだり、スタッフやお友だちと一緒に話ながら考えてみたり。ちょっと難しいかもしれないけれど、自分で考えて書いてみる、言葉に出してみると自分自身へのリマインドになって、とても良い機会でした(これを読んでくださった皆さんも、ふたつの質問の答え、考えてみてくださいね)。

2日間ともに会場には、それはたくさんの”滑り好き”の皆さんが、それぞれが大好きなスキー場の早割リフト券を買いにいらっしゃる。そんな皆さんとスキー場や関連企業にとって、雪はなくてはならないものだし、だからこそ「この場」で何か楽しい、ワクワクするような仕掛けはできないかな〜、来年の出展に向けて、パタゴニア神田ストアの皆さんと会話もはじまりました。何か良いアイディアがありましたら、ぜひご連絡ください!

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