月間活動報告 | 2023年6月
7月上旬、世界の平均気温が1週間のうちに2度にわたって観測史上最高を更新し、国内では局地的大雨や集中豪雨、世界では熱波や猛暑により健康的な被害や死に至るケースも数多く報道されています。活動のベースである長野でも強い日差しに夏を感じた6月でしたが、出張で東京・神奈川へ訪れるとあまりの気温と湿度の高さに呼吸も浅くなるほど。これからこうして毎年気温が上がり続けることを想像するとゾっとして、気候変動は”冬”だけでなく暮らしそのものに影響しはじめていることを否応無しにつきつけられます。ここからが夏本番。たまには山や川、海に身をおいて、どうかご自愛ください。
現在事務局では、この夏から秋にかけて予定されているイベントやプロジェクトの準備を進めています。ここからの1~2年は、日本の気候変動対策、とくにエネルギー政策にとって重要な局面となります(2023年3月IPCCは「この10年間に行う選択や実施する対策が、現在から数千年先まで影響を持つ」と報告。つまり、この1~2年の決定や方針、その行動次第ということ)。POW JAPANとしてはスノーコミュニティ、アウトドアコミュニティのパワーをどれだけコミュニティ外に届け、そして大きな決定に影響させられるか、とても大きなチャレンジとなります。
随時キャンペーンやプロジェクトをお知らせしますので、引き続き私たちの活動をフォローしつつ、その時がきたらぜひ皆さんの力を貸してください。
月間活動報告 | 2023年6月
7月上旬、世界の平均気温が1週間のうちに2度にわたって観測史上最高を更新し、国内では局地的大雨や集中豪雨、世界では熱波や猛暑により健康的な被害や死に至るケースも数多く報道されています。活動のベースである長野でも強い日差しに夏を感じた6月でしたが、出張で東京・神奈川へ訪れるとあまりの気温と湿度の高さに呼吸も浅くなるほど。これからこうして毎年気温が上がり続けることを想像するとゾっとして、気候変動は”冬”だけでなく暮らしそのものに影響しはじめていることを否応無しにつきつけられます。ここからが夏本番。たまには山や川、海に身をおいて、どうかご自愛ください。
現在事務局では、この夏から秋にかけて予定されているイベントやプロジェクトの準備を進めています。ここからの1~2年は、日本の気候変動対策、とくにエネルギー政策にとって重要な局面となります(2023年3月IPCCは「この10年間に行う選択や実施する対策が、現在から数千年先まで影響を持つ」と報告。つまり、この1~2年の決定や方針、その行動次第ということ)。POW JAPANとしてはスノーコミュニティ、アウトドアコミュニティのパワーをどれだけコミュニティ外に届け、そして大きな決定に影響させられるか、とても大きなチャレンジとなります。
随時キャンペーンやプロジェクトをお知らせしますので、引き続き私たちの活動をフォローしつつ、その時がきたらぜひ皆さんの力を貸してください。
白馬村へゼロカーボン行動計画を提出
(2023年6月1日 by Shotaro)
6月1日、長野県白馬村の住民、事業者有志で作った”2030年をターゲットとした行動計画”を村長、他職員に提出し、面談してきました。 POWは2019年に白馬村が全国で3番目の気候非常事態宣言を出すところから、様々な形で村のゼロカーボンの取り組みに関わってきましたが、昨年の秋に面談を終えて、このまま行政に任せて期待するだけでは、望ましいスピード感で取り組みが進んでいくのは難しいかも知れないと感じ(小さな自治体にとっては条件が揃わない限り、タフなテーマだと感じています)、今までの関わりから一歩踏み込む形で、行政の課題を住民も共有し、できる部分は担っていこうという考えました。 観光事業者、工務店、市民団体、村議員など10数名で、仕事終わりに夜な夜な集まり、半年かけてこの行動計画を作成しました。80ページに及ぶ提案書の重みと、何かを求めるだけでなく共に取り組んでいく姿勢を行動をもって示したことで、住民の思いは十分に伝わった感触を得ています。
村長のSNS や環境団体やシンクタンク、他地域で同じテーマに関心を持って行動されている方々からたくさんの反響があり、全国で熱心に活動されている方々の存在を、あらためて感じる機会にもなりました。 今回のアクションが、そういった方々にとってのインスピレーションになれば嬉しいです。
行動計画提言について
*本編は網羅的な内容のため、全てを計画に盛り込むことを目指しているのではなく、アイデア集のような形で行政に活用してもらうことをイメージしています。
*コンサルや専門家などは入っていないので、データなどはすでにある情報を使っています。正確ではない場合もありそうです。
*自治体の状況が似ているニセコ町(小規模、雪国、観光地)にはすでに立派な計画があったので、(色んなところから情報は探しましたが、主に)そこを参考にしています。
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Hakuba Valley Tourism
再エネ導入に向けた勉強会
(2023年6月7日 by Seto)
Hakuba Valley Tourismが主催する「再生可能エネルギー導入に向けた勉強会」がエリア内の10のスキー場に向けて開催され、POW JAPANも企画段階から協力させていただきました。4年前に約14,500通が集まった「Hakuba Valleyが再生可能エネルギーで運営されることを望む応援署名」を受けて、Hakuba ValleyのSDGs中期目標の一つに「2025年までにエリア内全スキー場で再生可能エネルギーの導入が進んでいる」ことが掲げられています。今回の勉強会は、この目標の実現に向けて各スキー場へのインプットを目的とし、 POW JAPANから「気候変動とスキー場」をテーマにお話しした後に、メイントピックとなる「再生可能エネルギー導入」については自然エネルギー信州ネットの浅輪剛博氏を講師に招き、再生可能エネルギー導入の選択肢やメリット・デメリット等を複雑な電力事情をポイントを押さえながらご講演いただきました。また八方尾根開発株式会社、日本スキー場開発株式会社からは各社の取り組み事例に加え、脱炭素に取組む意義を社内へ浸透させていったプロセスや、反響などを共有いただきました。2025年の中期目標達成に向けて、各スキー場が前向きに再エネ導入に踏み切れるよう、Hakuba Valley Tourismとともに継続的にサポートしてきます。
▷ 本勉強会の様子はSTEEPにて記事掲載されています。
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アンバサダー橋本通代
松本山雅「サッカー×松本×水」トークショーに登壇
(2023年6月17日 by Michiyo Hashimo/Ambassador)
松本山雅FCがホームゲームでのゼロカーボンチャレンジマッチを目指すプロジェクト「good with YAMAGA」において、POWアンバサダーの橋本通代が提案した「マイボトルプロジェクト」が採用されました。
「選手時代は、マイボトルに好きなステッカーを貼って使うのがかっこいいなと思い使っていたのですが、POW JAPANのHot Planet Cool Athletesでペットボトルの衝撃の消費量や、リサイクルされきれていない現状を知り、マイボトルは待ったなしのマストなアクションだとわかり、日常で使い始めました。そして海外旅行で行ったシンガポールズーで、かわいいイラスト入りのウォーターサーバーを見て、ピンと来ました。CM入りのウォーターサーバーとマイボトルで、PRしながらマネタイズしながら環境にも良い事ができる。持続可能だなと!今回も松本山雅FCのファンサポーターと選手のみなさんが一つのゴールに向かって日常を送ることができる、ぴったりだと思いました!」
そして、6月17日のホームゲームスタート前には「サッカー×松本×水」をテーマとしたスペシャルトークショーが開催され、橋本が登壇。
「今回はファンサポーターをはじめとした来場者のみなさんと、水との関わり方を考えてみる機会を持ち、環境への意識を高め行動に繋げていくための”サッカー×松本×水”をテーマとしたトークショー。司会進行は(株)松本山雅 クラブプロモーション担当の片山真人さん、スペシャルゲストは、mymizu共同創設者のマクティア・マリコさん、元パタゴニア日本支社長 で、現在Jリーグ執行役員 サスティナビリティ部の辻井隆行さん、そして私。マリコさんからは、mymizuアプリについて、そしていつでもどこでも給水できる世界を目指している事を伝えてもらいました。マリコさんの楽しくかっこいいライフスタイルが伝わってくるトークから、マイボトルの見え方がファッションツールに変わりました。辻井さんは、元Patagonia日本支社長、現Jリーグサスティナビリティ部という素晴らしい肩書を感じさせないリラックスなスタンスで、「試合観戦時に地ビールを飲めるようなマイボトルあってもよいよね」など、日常に気軽に取り入れられるエコアクションをご紹介して下さいました。私自身、環境活動にはつい肩に力が入ってしまうのですが、辻井さんもマリコさんも、エコアクションがファッションのようで、二人の日常にかっこよくなじんでいる感がすごく勉強になりました!」
気になるゼロカーボンチャレンジの結果も同日に発表。
「ホームゲーム開催すると、1試合全体で約6500キログラムのCO2が発生。地域、ファン・サポーターから投票・採択された活動・アイデアを約半年間にわたって実践し、二酸化炭素排出量を削減。そして結果は、二酸化炭素16,192キログラム削減!みんなで達成できました!!今回のプロジェクトに関わらせていただいて一番感動したのは、松本山雅ファン(サポーター)、選手のみなさんのチーム力です。選手のみなさんの影響力、ファン・サポーターのみなさんの愛、一人一人の声が大きな声になるのを目の当たりにしました。これからも松本山雅のみなさまと共に、mymizuアプリを活用しながら、マイボトルライフ楽しんでいこうと思います!」
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パートナーUPLND
気候変動講習
(2023年6月27日 by Seto)
ホグロフス日本総代理店UPLNDを運営するRCTジャパン社で気候変動講習を実施しました。 今回はオフィス会場とオンラインのハイブリッド開催で約30名が参加。熱心に聞いてくださる姿や、現地とオンラインの両方から意見や質疑が活発だったことが印象的でした。 山や海などアウトドアアクティビティをされている従業員の方が多かったこともあり、フィールドで遊んでいるからこそ自然の変化を感じるという「アウトドアコミュニティの強み」や、パートナー企業やアスリート、そしてそれぞれのファンが集まることで、「大きな力となる」という共通認識を確認。このような理解をどう広げるか、どのように実践していくか、などの具体的な会話も進み、とても充実した会となりました。 パートナー企業にはゼロカーボン推進や、”冬を守る”ムーブメントの拡大への協力をお願いしていますが、社員のみなさんとの直接コミュニケーションが、より社内へ浸透し、企業として変化を起こす力に繋がっていくことを強く感じました。 RCTジャパンの皆様、この度の機会を作っていただきありがとうございました。
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メディア掲載情報
毎日新聞「地球には冬が必要だ プロスノーボーダー、「POW JAPAN」代表理事 小松吾郎さん」(2023年6月24日掲載)
:5月に開催されたワタシノミライ主催の院内集会にて、取材いただきました。
STEEP 再生可能エネルギー100%への転換を図る、HAKUBA VALLEYの現在地と取り組み
:Hakuba Valley Tourismが主催した「再生可能エネルギー導入に向けた勉強会」の様子がレポートされています。
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