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POW EARTH WEEKを振り返る

Shotaro Takada

POW EARTH WEEKに参加してくださった皆さま、ありがとうございます。
多くの方に関心を持っていただき、参加いただけたことを、とても心強く、そして頼もしく思っています。

POW JAPANでは4月22日のアースデイに合わせて、気候危機を訴える若者のアクションを応援、全国の市民・環境団体との署名提出や街頭スタンディング、NIKEやMAMMUTといったウインタースポーツの枠を越える企業との連携など、様々なイベントを企画しました。
これらの企画をきっかけに、皆さんと一緒に考え行動を起こすことで、地球への感謝と、「この素晴らしい環境を未来につなぐ意思」を表すことがPOW EARTH WEEKの狙いでした。

また、この期間には気候変動対策のカギを握る政治的な動きも予定されていたので、ここへの関心を高めることも企画の背景にありました。

4月22、23日にバイデン米大統領が主催したオンラインの気候変動サミットでは、主要な排出国が相次いで新たな温室効果ガス削減目標(NDC)を表明し、日本の菅首相も2030年度に「2013年度比46%削減」、という目標を掲げました。

従来の「2013年度比26%削減」からの引き上げによって前に進んだ感はあるものの、他の先進主要排出国と比べても野心的な数字とは言えない状況です*1。また、気候変動による様々な被害を抑えるための「世界平均気温上昇を1.5℃未満に抑える」という、国際的な合意を達成するためには、更なる上積みが求められています*2。

1.5℃と言われてもイメージしづらいかもしれませんが、世界の平均気温は産業革命前(1850~1900年)から1.2℃上昇したと言われています。さらに、昨年の世界平均気温は基準値(1980~2010の30年間の平均値)より、0.45℃高くなっています。わたしたちがスキーやスノボードを始めた頃と比べ、たった0.45℃気温が高くなっただけで、厳冬期に降る雨、短くなっていく冬、凍らなくなった湖など、明らかな気候と環境の変化を目の当たりにしているわけです。

温暖化の影響を最小限に抑えるために、日本はより高い目標設定と実践が求められているのです。とはいえ、昨年10月の「2050年カーボンニュートラル」、今回の「温室効果ガス2013年度比46%削減」が宣言されたことで、今後は企業や自治体の目標や計画が、これらの宣言に引っ張れる形で発表されていくことになるでしょう。これは気候問題解決の大きな推進力になります。

では、わたしたち一人一人には何ができるでしょうか?
国の数値目標は掲げられましたが、それはある意味、目指すゴールが示されただけで、その道筋が描かれたわけではありません。これからの「選択と行動」の積み重ねによって、目的地へのルートは徐々に明らかになっていきます。日々の消費行動を意識し、選挙や署名活動などを通して声を届けてみる。モノや資源を大事に使い、時には新しい技術にチャレンジしてみる。今までの考えや行動を変えてくための一歩を踏み出す勇気が問われています。

脱炭素社会の実現は、エネルギーや食や農業、住宅や交通からまちづくりまで、いま、社会が抱えている様々な課題を同時に解決する可能性を秘めています。その多くは、自分たちの生活、暮らす「まち」から始まるものです。世界や日本が掲げる目標に向かって、個人や、地域による取り組みを積み重ねていく。そんな挑戦はきっとワクワクするものに違いない、そう思っています。

わたしたちは日々の暮らしや、雪山や川、海といったフィールドでの遊びの中で、この地球で生きる喜び、感謝、敬意といった感情を育み、自然のルールを学んでいます。一方で、自然の許容を超える形で資源を使い続けてきたことによって、生態系の破壊や気候変動など、取り返しのつかない事態も目前に迫ってきています。

当たり前だけれど、つい見えなくなってしまうこと、私たちは “地球の上に生きている” ことに気付かせてくれる、そんな効果がアースデイにはあるように思います。POW EARTH WEEK では、自然を愛する多くの仲間の存在を再確認することができました。

「毎日がアースデイ」を実践し、いま地球が抱える問題を解決していくための力となれるよう、POW JAPANは活動を続けていきます。

*1 Friday For Futureのinstagramにて、各国のNDCの比較がわかりやすくまとめられています。
*2 Climate Action Tracker

POW EARTH WEEK 

あと4年、署名提出

4/20、「あと4年、未来を守れるのは今」キャンペーンを通して、全国から集まった約17万通の署名を関係省庁に提出。当日は代表理事の小松吾郎も衆議院会館へ向かい、要望事項を読み上げ、署名を手渡ししました。
あと4年、未来を守れるのは今

気候マーチin松本

アースデーの4/22、若者が中心となり各地で #緊急気候マーチ0422 が企画されました。POW JAPANも、自治体議員や市民の方々と一緒に、長野県松本合同庁舎前でスタンディングしてきました!

フォトアクション

#powearthweek をつけて「遊び場でもある自然を未来につなぐ」という想いを、これだけ多くの方がシェアしてくれたことを心から感謝しています。雪山だけでなく、森や川や海、未来の子どもたちの遊び場を守るため、全国で行動を起こしてくれた仲間たちの存在に、私たちも本当に勇気づけられました。
#powearthweek

Climate Live Japan 
コラボInstagramライブ

4/24(土)、学生が主体となり世界 40 カ国で実施する気候変動への理解と行動喚起を目的とする音楽ライブ「Climate Live」が日本でも開催されました。   Climate Live Japan共同代表でもあり高校生の山本さんと、POW JAPANアンバサダーの中島力さん(プロスキーヤー)のトークセッション(Instagram Live)をYoutubeでご覧いただけます。
Youtubeで見る

Nike SB x POW JAPAN
GIRLS TALK SESSION

POW JAPANのアンバサダーでもありスノーボーダーの AYA SATO 、Friday For FutureやGREEN TEAの一員として活動する MIO 、スケーターの SAYAKA TAKANO とのGIRLS TALK SESSION(Nike Presents)。等身大の彼女たちからは、私たちが抱える問題に気づいたタイミングをチャンスとして、完璧でなくていい、自分にできることをやっていこう、というポジティブなエネルギーを受け取りました。
Instagram Liveを見る

パートナーシップ締結

2050年、温室効果ガスゼロという目標をかかげたマムートジャパンとPOW JAPANは、アースデーの4/22にパートナーシップ契約を締結しました。このパートナーシップはマムートヨーロッパ、マムートアメリカも同時に締結されグローバルでの取り組みとなります。多くのクライマーやアウトドアプレイヤーに信頼されるマムートがPOW のムーブメントに加わってくれることを本当に頼もしく思うと共に、新たなコミュニティへの広がりを期待しています。今後の両者の取り組みにもご注目ください!
プレスリリースを見る
2021-05-10T18:58:51+00:00