月間活動報告 | 2022年11月

今年最後の活動報告を受け取ってくださり、誠にありがとうございます。POW JAPANの活動は多岐に渡り、その全てを皆さんにお伝えできているわけではないですが、サポートしてくださる皆さまに、少しでも私たちの取り組みが届いていれば、と願っております。

さて、初滑りの便りが立山や北海道などから聞こえてきた11月。

エジプトで開催されていたCOP27が閉幕し、温暖化や気候変動により引き起こされる洪水、干ばつ、森林火災などの災害により大きな被害を受ける国々に対して、支援する基金を成立することで合意されました。温室効果ガスの排出量の多い先進国や新興国よりも、気候変動の実質的な被害を受けやすいのは途上国と呼ばれる国々ですが、この事実はなかなか取り上げられないのが現状です。こうしたなかで、具体的な内容については次回のCOPに持ち越されたものの、途上国が30年にわたり求めてた基金の設立は大きな一歩。

一方で、温室効果ガスの排出削減についてはCOP26の合意(1.5度目標や石炭火力の段階的削減)を据え置きで、温室効果ガス削減の強化などは盛り込まれず。むしろ合意文書には、再生可能エネルギーに加え「low emission energy」(低排出エネルギー)も重要な排出削減対策として認められ、これが削減対策の「抜け穴」(アンモニア混焼の石炭火力などをそれに位置付ける)になるのではないかと懸念されています。今月の「気候変動ニュース」でも関連ニュースやpodcast等をいくつか紹介していますので、ぜひCOP27で行われた議論やアクティビストたちのアクションの様子などをご覧ください。

月間活動報告 | 2022年11月

今年最後の活動報告を受け取ってくださり、誠にありがとうございます。POW JAPANの活動は多岐に渡り、その全てを皆さんにお伝えできているわけではないですが、サポートしてくださる皆さまに、少しでも私たちの取り組みが届いていれば、と願っております。
さて、初滑りの便りが立山や北海道などから聞こえてきた11月。
エジプトで開催されていたCOP27が閉幕し、温暖化や気候変動により引き起こされる洪水、干ばつ、森林火災などの災害により大きな被害を受ける国々に対して、支援する基金を成立することで合意されました。温室効果ガスの排出量の多い先進国や新興国よりも、気候変動の実質的な被害を受けやすいのは途上国と呼ばれる国々ですが、この事実はなかなか取り上げられないのが現状です。こうしたなかで、具体的な内容については次回のCOPに持ち越されたものの、途上国が30年にわたり求めてた基金の設立は大きな一歩。
一方で、温室効果ガスの排出削減についてはCOP26の合意(1.5度目標や石炭火力の段階的削減)を据え置きで、温室効果ガス削減の強化などは盛り込まれず。むしろ合意文書には、再生可能エネルギーに加え「low emission energy」(低排出エネルギー)も重要な排出削減対策として認められ、これが削減対策の「抜け穴」(アンモニア混焼の石炭火力などをそれに位置付ける)になるのではないかと懸念されています。今月の「気候変動ニュース」でも関連ニュースやpodcast等をいくつか紹介していますので、ぜひCOP27で行われた議論やアクティビストたちのアクションの様子などをご覧ください。

Carnival Shonan
(2022年11月3日)

Surfrider Foundation Japan が主催するCarnival SHONAN(カーニバル湘南)に参加してきました。ステージイベントでは、代表の小松吾郎が「気候危機から”冬を守る”~自然を愛するわたしたちだからできること~」をテーマにトーク、環境NGO4団体による「海山川を越えたアウトドアコミュニティの連帯と実践」には、アンバサダーの中島力が登壇しました。会場の湘南エリアは横乗りスポーツのメッカでもあり、集まった方々やコミュニティとの繋がりを強く感じさせられ、POWのブースにも多くの方にお越しいただきました。本イベントは「湘南発、日本初のゴミゼロイベントを実現しよう」と掲げて開催されましたが、このように環境視点をもち、具体的なアクションを起こすイベントが増えていくことを期待しています。

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Hot Planet Cool Athletes
at  白馬中学校スキー部
(2022年11月8日)

白馬中学校スキー部のみんなに、環境教育プログラム 「Hot Planet Cool Athlete」を実施しました。 「地域」「SDGs」「気候変動」をキーワードにこれまでも繋がりがあった白馬中ですが、このプログラムは初開催。白馬村で暮らす生徒たち、特にスキー部ということもあり、私たちと同じ想いや同じ問題意識を持っているであろう仲間たち、という感覚で、私たちもホームなイメージで話させていただきました。これまで実施した学校では雪の話やスキー/スノーボードの魅力を理解してもらうための内容も多くあったのですが、白馬中ではもちろんその必要はない。その分、一緒に参加してくれたアンバサダーの大池琢磨から、映像や滑りの話の共有や、プロスキーヤー視点の濃いお話をしてもらいました。 放課後にも関わらずみんなしっかり聞いてくれて、私たちにとっても気づきもあり、とてもいい時間を共有できたと思います。 色々な視点があるので、もちろんどんな街でもこの問題意識を共有することは可能です。しかし雪の街での講義は、やっぱり伝わりやすいな、と感じました。白馬中の皆さん、ありがとうございました。次回はぜひ雪の上で話しましょう!!

Hot Planet Cool Athlete」は、気候変動のこと、その問題解決に向けて世界が何をしているか、私たちには何が出来るのか、をプロスキーヤー・プロスノーボーダーが雪を軸にお話しするプログラムです。皆さんの街の学校からのお誘いお待ちしています!

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ブローシャーが新しくなりました
(2022年11月)

私たちの名詞代わりとなる「ブローシャー」を刷新しました。印刷会社さんについてのストーリーや、裏面に使わせてもらった氷河の写真(撮影:山田博行/スキー:佐々木大輔)のストーリーをブログに記載していますので、ぜひお読みいただけたら嬉しいです。このブローシャーはイベントやブース、ショッププログラム加盟店にてお配りしています。

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