About SuzukiHitomi

この作成者は詳細を入力していません
So far SuzukiHitomi has created 13 blog entries.

電力をより身近な存在に

電力をより身近な存在に Riki Nakajima 今日のご飯は何にしよう。 家の近所の魚屋さん、豆腐屋さん。 店の大将や女将さんとのやりとり。 野菜の直売所で生産者さんから直接野菜を買う。 小さな町の商店で食材を選ぶ楽しみ。 そんな感覚で電気も選びたい。 我が家では、それぞれの電力生産者さんの顔を見て、電気を買うことができる“みんな電力”さんから電気を買っている。できるだけ地産地消を実践したいので、県内で耕作放棄地を活用し、ソーラーシェアリングをしながら日本の農業の危機的時状態を下支えにすることで地域振興を進めるという活動をされている発電所を応援している。 応援先の発電所を実際に見学。実際の農業や発電のお話も聞かせていただきました。 日本では農業だけで生計を成り立たせるのは非常に難しい状態に追い込まれ、廃業や転職を迫られる農家さん、耕作放棄地が増えている。そこで田畑の上を発電所としても有効活用し、利益を生み出す。農業と発電という2本の柱で運用することは理にかなっている。これを普及させることができれば売電で得られる利益を下支えに、日本の農業は衰退から一転させることができるはず。そんな信念を持って活動されている発電所。 応援先発電所の原点。ここからソーラーシェアリングの試みが始まりました。下では自然栽培で里芋が育てられています。 しかもこの発電所さんを応援することで半年に1度、そこで取れたみかんのジュースを送ってきてくれる。電気の生産者の顔が見えれば、電線から我が家に流れ込む無味な電力にも親近感が持てる。なんだかワクワクする。そして、(ほとんどの場合は)電気料金も安くなる。 多くの想いを持って立ち上げられた発電所が各地に存在する。そういった想いに電気料金という形で応援する意思を示す。その意思がさらなる再生可能エネルギーの拡充を推し進める。 自然栽培で育てたお米は地元の酒造に持ち込んでお酒にもするそうです。田んぼでのソーラーシェアリングはまだ多くありません。 先日実家に帰った時に、僕の実家の電力も再エネに移行してきた。全くパソコンの触れない母はスマートフォンの扱いも怪しくネット経由での契約変更は難しく、一から全てを説明し、一から手続きの処理をしてあげなければいけなかった。 高齢者が人口の半数以上となっている社会的な現状、そして多くの場合そういった方々が家庭や会社における意思決定権を多く持っている現状。「原発反対!」「これからは再生可能エネルギーだろ!」と思っている人が多いはずなのに、社会が一気に動いていかない理由がここにひとつあると感じた。 まだ変えていない友人や家族に直接、自分の言葉で伝えて、知ってもらう。そして、自分では変更が難しいという人がいたら、面倒でも移行の手助けをしてあげる。ぜひそこまで関わってあげてほしい。そうすることで社会が変わる。そう強く感じている。 Take Action♪ Change is POWer 選ぼう、自然のエネルギー 再エネ切り替えキャンペーン実施中(7/3~7/31)! 詳細はキャンペーンページをチェック。 キャンペーンページを見る

「買う」というストーリー

「買う」というストーリー Goro Komatsu 先日、POW Japan の事務局で使うコンピューターを購入しました。 会計用ということで、それほど高いスペックのものは必要ないのですが、個人所有のマシンを使用するのは適切ではないのと、POW Japan を手伝ってくれている会計事務所が推薦するソフトを使うには(経理担当者が所有する)Mac ではなく Windows マシンが必要だったのと、引き継ぎの時のことなども考え、専用のものを購入することになりました。 さて、いざ買うとなっても、自分もずっと Mac だったので、 Windows マシンのことはほとんどわかりません。ざっくり市場を覗いた後、思い出したのは、数週間前に SNS で見た、元 Patagonia 日本支社長の 辻井隆行さんの投稿。それは、企業が廃品にする電子機器などを買い取り、新品同様に整備して販売するピープルポートと言う会社のお話でした。紛争や迫害を理由に日本に逃れて来た難民の方々にトレーニングを提供し、彼(女)らの手で整備され、新たな命を吹き込まれた製品を販売する取り組みだそうです。 社会環境負荷が低くない「コンピューター」をリユーズするだけでも意味があるのに、それをもう一歩、いや、もう一歩以上進めるなんて。本当に素晴らしい取り組みです。と言うことで早速、辻井さんに連絡を取り、繋いでもらいました。新型コロナウイルスでいつも以上に忙しい状況の中、代表の青山さん自ら対応してくださり、こちらの条件を細かいところまでお話して、ちょうどいいものを選んでもらいました。クリーンされたのち、新品のバッテリーが入れられたマシンは、必要なソフトウェアがインストールされ、POW Japan 事務局に届きました。箱を開けると、心機一転間違いなく、 POW Japan のために活躍してくれるであろうコンピューターと納品書、そして、なんと代表青山さん直筆の手紙が入っていました。手紙には、直してくれた(難民の)方の写真、そして「こう言う団体で使われるんだよ」と伝えてくれたエピソード、彼らもそれを喜んでいる、と言うメッセージが書かれていました。 Photo: POW事務局に届いたPC。これからどうぞよろしくね! 正直、コンピューターを買うのは何回目かわかりませんが、こんな感動は初めてでした。それは、すごいマシンを得て感動しているのとは、また別の次元の、心に残る、暖かい、感動でした。普段から「買い物は買い方、買う場所を選ぶと全然ストーリーが変わるんだよ。」と伝えていた中3の長女にこの話を紹介すると、彼女も感動していました。 青山さん、本当にありがとうございます。繋いでくれた 辻井さんにも感謝です。 もう、次買う機会があったら(しばらくないけど)絶対ここでお願いしよう、と思っています。 長文読んでいただきありがとうございます。 気持ちいい。 ピープルポート https://peopleport.jp/

気候ネットワーク

気候ネットワーク Goro Komatsu 「気候ネットワーク」と言う団体をご存知でしょうか? 気候変動問題に関心を持っている方なら、どこかで聞いたこと、見たことがあるかも知れません。「気候ネットワーク」は1997年に京都で開催されたCOP3(気候変動枠組条約第3回締約国会議)で京都議定書が採択されたことをきっかけに、1998年に(当時はその前身である「気候フォーラム」という名前で)発足しました。当時は今と比べ、気候変動問題は、国連や政府が取り組むような「大きな問題」「遠い問題」と捉えられていた時代でしたが、大きな問題を解決するには私たち一人一人がその現実を理解し、行動を変化させる必要がある。ということを、より広く社会に伝える役割をいち早く担ってきた、いわば「市民目線」で気候変動問題解決に取り組む日本を代表する団体です。 実は私たち POW Japan も、立ち上げ時点から「気候ネットワーク」さんとのご縁をいただき、様々なことを学ばせていただいています。活動の範囲も、団体としての規模や経歴も、比べ物にならない、大先輩といえるこの団体が発信している様々な情報は(ちょっとレベルは高目ですが)、気候変動問題に対する日本や世界の取り組みを知る上でとても参考になります。もう一歩先の情報を得たい、より深く知りたいという人は、ぜひ「気候ネットワーク」の活動をフォローすることをお勧めいたします。 さて、このタイミングで「気候ネットワーク」を紹介した理由なんですが、実は私(POW Japan 代表小松吾郎)、この「気候ネットワーク」のニュースレター「気候ネットワーク通信」の最新号(2020年5月号)に、特別寄稿として1ページを頂き、スノーコミュニティー(雪文化圏)が感じている気候変動の今を「いま、雪の未来のために」と題して書かせていただいた、のです。活動の先駆者の方々やそのフォロワーの方々が読まれているであろうこの通信への寄稿は、正直、断りたいくらいのプレッシャーを(勝手に)感じていたのですが、そういった場に自分たちの存在を知ってもらういい機会ですし、背伸びしても背は伸びない。ということでお受けさせていただくことにしました。 今年は記録的な少雪シーズンだったということもあり、多くの方が感じたであろう冬の異変と、その事実がスノーコミュニティーにもたらしている影響について、ちょっとだけマニアックな雪山の話を書かせていただききました。反対に、POW のムーブメントをご存知のみなさんには、それほど特別な情報ではないかも知れませんが、よろしかったら読んでみてください。 そしてぜひ、この機会に「気候ネットワーク」のフォロー&サポートを重ねてお願いします。 ありがとうございます。

Go to Top