POW ミーティング in Niseko

ニセコの雪と未来を考える
2022.8.21

FILM:TONI RODRIGUEZ SHOOTS

2022年8月21日、北海道ニセコ町にて初めてのイベント「POW ミーティング in Niseko」を開催。

今回の「POW ミーティング」は、ニセコエリアに暮らすスノーボーダー、スキーヤー、自然を愛する人たちが集い、気候変動についての理解を深め、「自分たちにできることを考える」、そして「ニセコ発のローカルムーブメントを起こすきっかけを作る」ことを目的としました。

国内随一のスノータウンに多くの滑り手の暮らしがあること、また行政による環境モデル都市を基軸とした様々な環境・気候変動対策は注目を集めていることから、ニセコでの開催を決定。当日は100名を超えるローカルのスノーボーダー、スキーヤー、ニセコ町長らが参加してくださいました。

STEEPにて記事にしていただきました!

スキー・スノーボード情報メディア「STEEP」のTHINK SNOWにて、POWミーティング in Nisekoの様子をレポートいただきました。当日参加くださったFar East Snow Sportsの大川龍さんが、素晴らしい言葉でまとめてくださいました。ぜひご覧ください!

POW、初となるニセコでのイベント

お盆明けの日曜日18時という、それぞれが忙しい時間にも関わらず、ぞろぞろと人が集まりはじめ、80脚用意した座席があっという間に埋まりました。最初はPOW JAPANの代表理事 小松吾朗からPOW発足の経緯や気候変動のメカニズムについて説明。

その後、参加いただいた皆さんにも「アウトプットする」場が必要だと考え、4~5名のグループに分かれ、簡単なグループワークを実施しました。このグループワーク、顔見知り同士や初めましての環境の中で盛り上がるのか少々不安に感じていましたが、始まってみれば皆さん積極的にお話ししてくださいました。自分の言葉でアウトプットすることは、自分の考えを整理あるいは理解したり、次のアクションにつながることもあります。それぞれのお話しに熱心に耳を傾ける姿も印象的でした。

地域の未来とアクション

休憩を挟み、第二部は「地域」にフォーカスして、POW JAPAN事務局長の高田翔太郎が以下の2つをポイントに、これまでの白馬での歩みをお話ししました。

  • 気候変動対策は我慢や不便を受け入れることではなく、より豊かで暮らしやすい社会にアップデートさせていくこと

  • ポジティブな変化を起こすために、一人一人にできることがある

ここからはローカルのゲストをお招きして、ニセコ町役場の長谷部翔馬さんには行政の取り組みについて、アングラーの松本新さんには尻別川源流域での巨大風力発電開発計画についてお話ししていただきました。

長谷部翔馬さん ニセコ町環境モデル都市推進係)
松本新 さんBIG FIGHT MATSUMOTO

POW JAPANにとって初となるニセコのイベントに、こうしてたくさんのスノーボーダーやスキーヤー、自然を愛する方に興味を持っていただき、足を運んでいただけたこと、このイベントの開催に向けてサポートいただいた協力企業をはじめとする皆様に心より感謝申し上げます。

POW JAPANがこれまで特に力を入れて取り組んできた白馬エリアでのうねりを、どのようにして他のスノータウンに波及させていくか。私たちにとってもチャレンジで、各地の皆さんと一緒に作り上げていく段階にあります。今回のミーティングがニセコでのムーブメントのきっかけとなるように、引き続きローカルの仲間たちと伴走しながら、着実に進めていきます。

最後はご参加くださった100名を超えるニセコの皆さんと。
今回のイベントをサポートいただいた協力企業のみなさまと。ニセコエリアに、私たちと一緒にアクションしてくださる仲間がいることがとても心強く、ここから一緒にうねりを作っていくことが楽しみです。
主催
Protect Our Winters Japan
後援
ニセコ町
協力
GENTEMSTICK
Far East Snow Sports
Niseko Eco Project
ニセコ ウパシ プロダクション
ニセコ羊蹄山岳会
TONI RODRIGUEZ SHOOTS
パタゴニア日本支社
Burton Japan
Photo: Yoichi Watanabe