月間活動報告 | 2022年5月

ゴールデンウィークで白馬のスキー場も営業終了。ようやくシーズンラストを迎えた方も多いかと思いますが、改めてどんなシーズンでしたか?日本ではたっぷり雪が降り、各地から喜びの声が聞こえてきた一方、ヨーロッパのスキー場では雪不足が深刻化したり、北京五輪では雪不足による人工降雪が話題になったりと、気候変動の影響は確実に雪山に現れています。雪の上での時間はしばしお預けとなりますが、次のシーズンも「最高」と言えるように、引き続き一緒に行動し続けていただければ嬉しいです。

昨年から白馬界隈で実施されている「地域と暮らしのゼロカーボン勉強会」が今年もはじまりました。1回目のゲストは、POW JAPAN CHANNELにも出演いただいた国立環境研究所の江守正多さん。「脱炭素化の実現には”社会の大転換(transformation)”が起きる必要がある。それは新しい制度や技術の導入だけでなく、人々の世界観の変化を伴う過程である」とおっしゃっていたことが印象的でした。

江守さんのお話によれば、欧米諸国に比べて日本人はまだまだ気候変動問題への認識が低く、脱炭素化に向かってアクションを起こすことについても「暮らしの質を今より落とすこと、我慢すること」と捉えており、それゆえに消極的なのだそうです(POW JAPANで実施した意識調査では、スキーヤー・スノーボーダーたちの関心度の高さを伺えたのですが、これについては後日公開をお楽しみに!)。エネルギー転換や省エネ、断熱、食やエネルギーの地産地消、経済の地域内循環などなど、脱炭素として効果的なアクションを実践してみると、なんだか暮らしがより「豊か」で「楽しい」気がしています。みなさんはいかがですか?

月間活動報告 | 2022年5月

ゴールデンウィークで白馬のスキー場も営業終了。ようやくシーズンラストを迎えた方も多いかと思いますが、改めてどんなシーズンでしたか?日本ではたっぷり雪が降り、各地から喜びの声が聞こえてきた一方、ヨーロッパのスキー場では雪不足が深刻化したり、北京五輪では雪不足による人工降雪が話題になったりと、気候変動の影響は確実に雪山に現れています。雪の上での時間はしばしお預けとなりますが、次のシーズンも「最高」と言えるように、引き続き一緒に行動し続けていただければ嬉しいです。
昨年から白馬界隈で実施されている「地域と暮らしのゼロカーボン勉強会」が今年もはじまりました。1回目のゲストは、POW JAPAN CHANNELにも出演いただいた国立環境研究所の江守正多さん。「脱炭素化の実現には”社会の大転換(transformation)”が起きる必要がある。それは新しい制度や技術の導入だけでなく、人々の世界観の変化を伴う過程である」とおっしゃっていたことが印象的でした。
江守さんのお話によれば、欧米諸国に比べて日本人はまだまだ気候変動問題への認識が低く、脱炭素化に向かってアクションを起こすことについても「暮らしの質を今より落とすこと、我慢すること」と捉えており、それゆえに消極的なのだそうです(POW JAPANで実施した意識調査では、スキーヤー・スノーボーダーたちの関心度の高さを伺えたのですが、これについては後日公開をお楽しみに!)。エネルギー転換や省エネ、断熱、食やエネルギーの地産地消、経済の地域内循環などなど、脱炭素として効果的なアクションを実践してみると、なんだか暮らしがより「豊か」で「楽しい」気がしています。みなさんはいかがですか?

Yudonosan 雪板サーカス
(2022年5月14-15日)

新緑広がる春のブナ林に、東北各地から(なかには遠方からも!)雪板ファンが今年も集まってくれました。リフトや動力を必要とせず、少ない雪、緩い斜面に人力のみで作られた地形を楽しむこの遊びは、徐々に、でも確実にプレイヤーが増えていっています。この遊びのパイオニアであり POW JAPANアンバサダーの五明淳は、雪板を世界中に広げ、より多くの人と雪を楽しむ未来を夢見ています。同じタイミングで行われていた #BurtonCleanUp キャンペーンに参加しようと試みましたが、森の奥深い場所にある会場には流石にゴミは落ちておらず・・・。その代わりに「どこに行っても必ずゴミ(リサイクル資源)を持ち帰る」ことを参加者全員と再確認しあいました(代表・小松)。
Photo: yu oshii

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Burton Clean Up Karuizawa
#BurtonCleanUp
(2022年5月20日)

軽井沢プリンスホテルスキー場で実施されたBurton Clean up Karuizawaに参加。Burton Japanスタッフの皆さん、軽井沢をベースに活動されるアンバサダー橋本通代さん、スキー場スタッフの方々やローカルの皆さんと一緒にスキー場を上からゴミを拾いながら下りました。

また、InstagramでBurton Japanが実施した#BurtonCleanUp キャンペーンには大変多くの方にご賛同いただき、述べ202投稿されました。それぞれの投稿からは、スキー場や山に限らず、海、湖、街とそれぞれのフィールドでCleanUpされた様子を見ることができ、改めて素敵な企画を実施してくださったパートナー Burton Japan、そしてこのキャンペーンに参加してくださった皆様に心より感謝申し上げます(1投稿につき100円をBurton Japan様よりご寄付いただきます)。

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(re)generate!に出展/登壇
(2022年5月21-22日)

沼津で開催された「(re)generate! first」に出展させていただきました。「再生」をテーマとしたこのイベントでは、スキーヤー/スノーボーダーだけでなく、登山やトレイルランニングなど幅広くアウトドアを楽しむ方々とお話することができ、また、衣・食・住にまつわるさまざまな出展者の方から興味深いお話をシェアしていただき、とても楽しいひとときでした。

トークショーには代表小松とアンバサダー大池拓磨さん、中島力さんが登壇、辻井隆行さんにナビゲーターをお願いし、彼らのバックグラウンドや「行動する」ことのきっかけなどについてお話ししてもらいました。最後にアンバサダーのリキさんが話してくれた言葉をシェアします。

「僕らは山に入る前、仲間とともに地図を広げ目的地やアプローチ方法を確認します。その輪に入らず客観的に見ているだけだと、たとえ目的が達成されても、ひとの山に登らされただけになって自分の山行という感覚にはならない。仲間の輪に入って意見し参加するからこそ、自分ごとになるし、自分達でその山を登った実感が得られる。それこそが楽しみなんです。アクションについても同じ。もっとこうだと思うという意見を輪に入って伝えたりしながらみんなで先の未来を描いていく。誰かの決めた流れの中で生かされているんじゃなくて、自分から参加していくこと。それが自分の人生を生きるってことだと思うんです。」

これまでの「あたりまえ」に変わる新しい「あたりまえ」は、今の暮らしの質を落とすわけではなく、本当の意味でより「豊か」なのではないか、と思います。今回のイベント(re)generate!=「再生」は、そのヒントとなる種がたくさん詰まった、とても楽しいイベントでした。
(re)generate!ウェブマガジンでもさまざまな情報が掲載されていますので、是非覗いてみてください!

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メディア掲載情報


STEEP |THINK SNOW
STEEPの新しいコンテンツ「THINK SNOW」にてPOWのこれまでの取り組みなどをご紹介いただきました
About POW | POW Japanの気候変動へのアクション 前編後編


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