Photo: Shoko Matsuoka
私たちのミッション
アウトドア アクティビティに情熱を注ぎ、
そのフィールドやライフスタイルを気候変動から守るために行動する仲間たちの力となる。
アウトドア アクティビティに情熱を注ぎ、そのフィールドやライフスタイルを気候変動から守るために行動する仲間たちの力となる。
ビジョン
私たちの愛するフィールドやライフスタイルを気候危機から守るため、脱炭素社会を意識した選択と行動がスノーコミュニティ*のスタンダードになっている。
また、それぞれが身近なコミュニティと協働しながら社会づくりに積極的に関わることで、「社会の仕組み」の変化をもたらす力となっている。
スノーコミュニティは気候危機の解決を後押しする市民ムーブメントとして大きな影響力を持ち、国の重要な気候変動対策やその決定へのプロセスに貢献し、地方自治体や企業など日本全体で脱炭素化が加速している。また、スノータウン*のサステナブル化*が着実に進み、ゼロカーボンと地域内循環*の両立を目指す脱炭素社会の一つのロールモデルとなっている。
*スノーコミュニティ:スキーヤー・スノーボーダー(650万人)、アウトドアブランドやメディアをはじめとする関連企業、スキー場(500箇所超)、スノーリゾートを持つ地域・自治体(日本の約30%)
*スノータウン:スキー場とその周辺自治体 *サステナブル化 :エネルギーの地産地消、省エネ、省資源、食の地産地消、ゴミ削減、リサイクル、生態系の再生など
*地域内循環:お金や資源が地域内を循環することで、地域に持続的に価値を生み出す自立した構造
Photo: アンテナ白馬
私たちが目指すべきゴール
2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロに、気温上昇を1.5°Cに抑える
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が2018年に発表したレポートによると、気候変動による危機的な状況を回避するために残された時間は、わずか10年程度しかないと言われています。そのためには、世界の平均気温上昇を1.5°Cかそれ以下に抑える必要があり、2030年の温室効果ガスの排出量を2010年の水準から45%、2050年には排出量を実質ゼロにまで削減する努力が求められています。
もちろん、簡単に達成できる目標ではありません。
それでも私たちは信じています。この危機を解決することは可能であり、ゴールは私たちの手の届くところにあるということを。
変化の仕組みとPOWの役割
気候危機を解決するために必要な3つの要素
- テクノロジーと金融政策:自然エネルギーの普及と、それを後押しする包括的な施策(大規模な再生可能エネルギーへの転換とその貯蔵方法、税額控除、カーボンプライシングなど)
- 政治への積極的な意思表示:適切な人材の選出と協働を通して、環境への取り組みを政策の最優先事項に据える
暮らしの変革:一人ひとりが気候変動問題を解決するために意識や行動、暮らしの在り方をシフトする
私たちが思い描く未来。それは、技術の進歩と公平な市場政策により、再生可能エネルギーや電気自動車が主流となった「脱炭素社会」。
その世界では、ゼロエミッションの乗り物でクライミングや登山へ出かけたり、再生可能エネルギーで稼働するスキー場で極上パウダーを楽しみ、個人も企業もCO2の排出に対して正当な対価を支払い、政党を超えてあらゆる政治のレベルで気候変動対策が最優先事項に据えられています。
このような未来を実現するための枠組みが「変化の仕組み」であり、一人ひとりの小さな努力や取り組みが社会に変化を促し、この問題を解決するための重要な力になることを示しています。
自然を愛するアウトドアコミュニティの力は、社会に対してより大きなインパクトを与えると信じています。POW JAPANは「アウトドアアクティビティに情熱を注ぎ、そのフィールドやライフスタイルを気候変動から守るために行動する仲間たちの力となる」ことを通して、この危機の解決を目指します。
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