活動報告 | 2025年12月~2026年2月

活動報告
2025年12月~2026年2月

シーズンはじめの12月は、少雪にやきもきした方も多かったのではないでしょうか。
かと思えば年が明けてドカ雪が降ったり、普段よく降るところで降らず、反対にあまり降らないところで雪が多かったり。
例年とは異なる気候の様相に目を凝らしながら遊ぶ冬でした。

開催されたミラノ・コルティナ冬季オリンピック・パラリンピックでは、日本チームの活躍にワクワクすると同時に、雪不足が深刻なニュースとして注目を集めました。
▶︎ 気候変動による雪不足で危ぶまれる冬季五輪 / 髙田翔太郎(Protect Our Winters Japan事務局長)

冬はPOW JAPAN事務局も忙しくなりがちです。今シーズンは、北海道名寄ピヤシリスキー場、岩手県網張温泉スキー場、宮城県みやぎえぼし蔵王スキー場など、SRA加盟スキー場を中心に、「冬を守る」ためのスキー場の取り組みを伝えるための取材や、ワークショップの出展、登壇などを多く行いました。
スキー場の様々な取り組みや、SRAに加盟するまで・加盟してからのストーリーは、POW JAPANのInstagramで発信していますので、ぜひご覧ください。

また、社会的に大きなトピックのもう一つとしては、衆議院の解散、選挙がありました。
自然の中で過ごし、身体感覚として気候の変化を感じ取っている私たちの声を政治に届けることには、大きな意味があります。POW JAPANアンバサダーたちが、政治参加や選挙について、それぞれに思うことや、考えることを、メッセージとして寄せてくださいました。
▶︎ アンバサダーからのメッセージ

▽ 仲間づくり
 スキー場とその周辺地域の脱炭素化
 政策への働きかけ

仲間づくり

富良野市 冬の環境展2026

2050年ゼロカーボンシティの実現を目指して、環境共生のまちづくりを進める富良野市。

そんな富良野市が開催する「冬の環境展2026」にお呼びいただき、POW JAPANアンバサダーである鈴木彩乃さんと共にトークセッションに登壇しました。
「楽しみながら、活動していくこと」が、富良野市の皆さんとも共有できたように感じます。

行政と市民が共に対話とアクションを積み重ね、自分たちの雪や自分たちのスキー場を守るために、考え、取り組んでおられる姿に胸が熱くなりました。

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SOMPOホールディングス役職者向け研修会

SOMPOホールディングスの役職者向け研修会に登壇しました。
POW JAPANの取り組みを紹介するとともに、「気候変動は暮らしの問題であること」をお伝えしました。

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with AMBASSADORS

茨城県小美玉市立玉里学園義務教育学校 7年生 特別授業

スキー授業カリキュラムの中で、環境教育の一貫として、茨城県小美玉市立玉里学園義務教育学校 7年生の皆さんにお話しする機会をいただきました。

POWアンバサダーの橋本通代さんから、これまでのキャリアのことや、雪を守りたいという思いをおはなし。子ども達が自然の中での遊びを通じて自然を知り、美しい自然を残したいと考えられるようなきっかけづくりになりました。

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ちゃんめろフリーライド

雪山というかけがえのない自然環境を競技の舞台として、その価値と責任を共有しながら開催されているちゃんめろフリーライド。

主催者であるPOW JAPANアンバサダー大池拓磨さんや、”すりばちオープン”親方ムティの「大会をサステナブルにしたい!」という想いがカタチになり、今大会からちゃんめろフリーライド特別賞【サステナ賞】が創設されました!

サステナ賞は、雪山・自然の未来を大切に思っている人に贈られる特別な賞。POW JAPANは、その選考方法の検討や協賛品の提供という形でかかわりました。

with PARTNER

スノーリゾート情報交換会

雪ラボ主催「スノーリゾート情報交換会」に出展・登壇し、POWやSRAの取り組みを紹介。記者、スキー場関係者、様々な関連企業の方々と、幅広く意見交換することができました。
気候変動への危機感を多くの方と共有し、再エネ導入・POWチケットによる寄付の集まり方など、サステナブルな取り組みへの関心の高さも実感。スキー場やスノーコミュニティへの取材の可能性や、リクルート「雪マジ」との連携、SRA加盟にかんする具体的な相談も生まれ、今後の展開につながる有意義な機会となりました。

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パタゴニア心斎橋店でのワークショップ

パートナー企業とのコラボ企画として、パタゴニア心斎橋店でシルクスクリーンのワークショップを行いました。大阪では初めてのワークショップ!POWの活動や、SRAのことを大阪の方にも知っていただくことができました。
パタゴニアスタッフの方からも、来店された方へ、気候変動やPOWについて直接語っていただく機会になりました。

 スキー場とその周辺地域の脱炭素化 

【SRA発足3年目のシーズンイン】全国46スキー場が生み出す「冬を守る」大きなうねり

2023年に、6都道府県・16スキー場からスタートしたサステナブル・リゾート・アライアンス(SRA)。3年目を迎える今年は、北海道から関西まで、全国11都道府県・46スキー場に拡大してシーズンインを迎えました。

それぞれのスキー場で、再生可能エネルギー由来の電力利用や省エネ、森や生態系を守る取り組み・フードロスの削減など食の見直し・地域コミュニティと連携した環境教育など、多様な切り口からのサステナブル化が進んでいます。

取り組みの概要をお知らせするプレスリリースを掲出しました。

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SRA加盟スキー場のストーリーをご紹介🚩

SRA加盟スキー場では、それぞれの形で、冬を守るための取り組みが進められています。

「いつも行くスキー場では、自然へのこんな思いがあったのだなあ」
「ユニークな取り組みを、たくさんの滑り手に知って・応援してほしい」
「この取り組みはぜひ他のスキー場にも真似してほしい」

そう感じるようなアクションが多くあります。
今日から、または1日のイベントから、一歩を踏み出すスキー場もあれば、地域を巻き込んだ大規模な取り組みまで。規模や期間は様々ですが、「冬を守りたい」という思いは同じ。額に汗しながら、工夫を凝らしてアクションをはじめて・続ける、スキー場を少しずつご紹介していきます。

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-8度で「今日は暖かい」名寄ピヤシリスキー場

SRA加盟スキー場の取り組みや、加盟に至るまでのストーリーを紹介していく今シーズン。
最初に訪れたのは、北海道の北部にある、名寄ピヤシリスキー場です。

さらさらとした雪質が知られており、パウダーを目掛けて非圧雪エリアのオープンを狙ってくるファンの方も多いスキー場。北海道で唯一、寄付付きリフト券POWチケットを導入しているスキー場でもあります。
POWアンバサダーの鈴木彩乃さん、中島力さんとともに訪問し、名寄ピヤシリスキー場支配人の三好一展さんにお話を伺いました。

-25度が当たり前だった名寄ですが、訪れた日は-8度。
「冬が暖かくなっている」「雪の降る期間が短くなった」
と、三好さんは危機感を語ります。

名寄ピヤシリスキー場では、2025年12月、POWチケットの寄付金を使って第一ペアリフトの再エネ電力での稼働にチャレンジしました。
再エネで動くリフトに乗り、いい斜面にいい雪、三好さんのいいお話が相まって、とても楽しそうに滑ったアンバサダーのお二人の様子、そしてインタビューの全編を下記よりぜひご覧ください。

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網張温泉 再エネチャレンジデー

続いて訪れたのは、今シーズンからPOWチケットを導入した網張温泉スキー場。
スキーの日にあたる1月12日に、POWチケットの寄付金を用いて、全てのリフトを再エネ100%で運営する「再エネ100チャレンジデー」を開催しました。当日は網張温泉スキー場で、鎌尾支配人、地元網張で滑りを磨いたフリースキーヤー梶田アレンさんから、お話しを伺いました。

スコップを手にスタッフと除雪作業をする地元常連の方々の姿。
「網張がなくなっては困る」
「この取り組みを応援したい」
など、寄せられる声。

地元に愛されるスキー場である網張温泉スキー場が、どのような思いでサステナブルな取り組みをはじめたのか?そして、滑り手はどのように見守り、応援しているのか。お二人のお話は、下記のリンクよりお読みください!

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宮城蔵王えぼしスキー場 出店

つづいて、みやぎ蔵王えぼしスキー場に行ってきました。

みやぎ蔵王えぼしスキー場は、地元仙台のパタゴニアスタッフでもあり、スキー場のパトロールスタッフとしても働く静さんはじめ、地域のスキー場を応援する滑り手の声に背中を押されて、取り組みが進んでいます。

その様子をインタビューしました。

政策への働きかけ

令和7年 自由民主党ウインタースポーツ&リゾーツ議員連盟総会

昨年に続いて2回目の参加となりました。
議員連盟総会前に、一般社団法人日本スノースポーツ&リゾーツ協議会とは要望書の内容について話し合う場を設けてもらい、ウィンタースポーツ業界からもサステナブルな取り組みを進めやすくするための施策に関する要望を伝えました。

当日は、会長、北野貴裕氏からの冒頭挨拶で「サステナブル重視」という発言がありました。協議会からの要望書の中でも、「1.国際競争力の高いスノーリゾート形成促進事業の継続、拡充」のなかに「環境配慮型圧雪車の導入」を支援対象に加えること、「6. 地球温暖化防止への取り組み」という内容で盛り込まれ、佐々木専務からは、スノースポーツは「雪があってこそ」なので、再エネ、省エネ化が推進されるよう、取り組みの充実強化が要望されました。

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衆院選2026 #声を届ける

2026年1月23日に衆院解散、27日公示、そして2月8日は衆議院議員選挙の投開票日でした。

冬を守ること。私たちが毎日の暮らしや遊びの中で感じている変化を届け、気候変動によって起こり得ることに対して、アクションすること。

それは、自分たちの日常の延長でもありますが、同時に社会の制度やシステムという”大きい”枠組みに対して声をあげることでもあります。

POW JAPANのアンバサダーたちが、選挙に向けて、それぞれの思いと考えを届けてくれました。

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